千葉県教育委員会では、県立学校改革推進プラン第一次実施プログラムで、千葉県の医療従事者不足の実態を踏まえ、将来の地域医療を担う人材の育成を図るため、平成26年度から県立東葛飾高校において、「東葛リベラルアーツ医療系関係講座」を実施しています。
本会は、同校のこの講座に協力し、会員を講師として派遣してまいりました。また、会員医療機関の協力を得て、医師以外の多職種にも講師等を派遣しています。
令和6年6月23日(日)、医歯薬コース1年生を対象に、「多職種協働」をテーマに古田達之(古田医院)先生が、2年生を対象に、「医療事故」をテーマに松倉会長が講演しました。
「多職種協働」では、医歯薬コース1年生が最初に受ける医師の講演であり、高齢化社会が進む中で、地域医療がどのような難しさにあるのか、またそこに多職種協働がどう関わっていくのかを講演しました。
「医療事故」では、複数の具体例をあげ、原因となった行動や判断を講演しました。医療事故を防ぐための器具の進歩に関して、実物を見ながら講演し、また、人の判断やコミュニケーションによる問題について、グループワークを行いました。
令和5年11月12日(日)は「全体会・分科会」を行い、生徒からの専門的な質問や医師・薬剤師・看護師の日常等、様々な質問に答え交流を深めました。当会から松倉会長、春日健康教育担当理事、織田理事が参加し、一般社団法人薬剤師会から川﨑昌子理事、林 隼輔薬剤師(慈恵柏病院)、神代 信薬剤師(中外製薬株式会社)、柏市訪問看護ステーション連絡会から圡手真由美看護師(訪問看護リハビリステーション和気あいあい)、中村 恵看護師(みのり訪問看護ステーション柏サテライト)、おおたかの森病院から武内直子看護師にご協力いただきました。
令和5年11月19日(日)には「生命への畏敬」をテーマに、佐々木 淳先生(医療法人社団悠翔会理事長)、栗原美穂看護部長(国立がん研究センター東病院)が講演しました。